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「ゆきゆきて、神軍」をちゃんとみる

October 1, 2009 8:55 AM | Comments (0)

先週、原一男監督の「ゆきゆきて、神軍」を改めてちゃんとみる機会をつくる。

ずっとみたいと思ってたんですが、
近所のTSUTAYAにはまずないので、
渋谷のTSUTAYAでレンタルできるのを待ってたんです。

あと付け加えるならば、この作品、精神的に健全というか、
「今ならある程度、強烈な『異』を見たり聞いたりしても大丈夫。」という
精神状態が必要なんでは?と予測していて(見事的中)、
やっとこの時がきた、というかんじでみたわけです。


感想をいくつか。

●森達也さんが自身の著書で書いていたとおり、原一男監督の「ドキュメンタリー魂」というか、
「撮ってやる」というキモチがハンパでない。


●他人の秘め事を暴力を使って暴露させる、という手段に正誤はあるのか?
と、問いたくなるが、奥崎謙三という人物、あるいはキャラクターを
生み出したこともまた、戦争の爪痕の1つなんだろう、と結論づけると苦しくなる。


●カメラが被写体にとって強烈な武器になるということを、
これでもか、というほどバリバリ伝えてくる。

●日常から乖離した凄まじいな体験や光景を目の当たりにしても、
その後「それ」を受け入れながら、また日常に戻れる
(もしくは戻ったような生活をおくれる)というのが、
私には想像できないのだけど、この映画にでてくる人物は
それができているように私には映った。
勿論本当の心のうちは本人のみぞ知る、なのだけど。
簡単に壊れないのは、強さとして崇められるけれど、
それはその人自身にとっても、ものすごく酷な状態なんだろうと察すると、
簡単に崇められているものの一面だけをみて、「いい」なんていえない。


すごい内容ですが、ものすごく考えさせられる部分が、
もうありとあらゆる瞬間訪れるので、「今なら大丈夫」という精神状態にある時期には、みたらいいと思います。

「オススメです!」とか、薄っぺらいことは言えないですが。

投稿者nF4 : October 1, 2009 8:55 AM

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