森達也さん
May 8, 2009 8:21 AM | Comments (0)
森達也さんの本、最近いろいろな装丁で
出会うな、と思いながら、
やっぱり気になるので
いくつか買って読んでみた。
1.ドキュメント・森達也の『ドキュメンタリーは嘘をつく』

2.マジョガリガリ

3.視点をずらす思考術

森さんはオウム真理教が地下鉄サリン事件をおこした際、
自らサティアンに入りこみ、オウム側に最も近づいた距離から
この事件を取り上げた人です。
その映像作品は「A」と「A2」で見ることができます。
「とにかく見て欲しい」と森さん自身も言ってますが、
実際に見た私自身も、私の知り合い全員に見て欲しい、
と思うくらい衝撃的な作品でした。
オウムを取り上げたのは、オウムのドキュメンタリーを撮る
のが目的ではなくて、日本のマスコミ(特にテレビ)に対して、
「本当にその報道の仕方でいいのか?」を語りかけることが
目的だったりしてます。
プラス、ドキュメンタリーというものは、
そもそも真実などではないし、真実など人の数だけある
ということを切々と言ってます。
物事を「正義」と「悪」の二極対立で
解き明かそうとすることも、分かり易くはあるけれど
実はとても危険、ということもすごく納得できる。
「良い」と「悪い」で片付けられたら、
安全で安心で住み易い世の中なのかもしれないけれど、
何が「良い」ことで、何が「悪い」ことかの価値基準は
人の数だけあるのだから、「正義」と「悪」を声高に主張することは、
とても怖い。
ということを「A」「A2」を見たり、森さんの著書を読むと、
とても痛切に感じるのです。

投稿者nF4 : May 8, 2009 8:21 AM
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