伝える、伝えない。
February 14, 2007 1:44 AM | Comments (0)
日にちが変わってバレンタインデーになった。
『ブルー・イン・ザ・フェイス』の”オーギーのクリスマス”みたいに、
ハートウォーミングなハナシがあればすごく素敵なんだろうけど、
ポール・オースターは作家で、私は作家じゃないので、
残念ながらそこまでハートウォーミングなハナシはありません。
でもなぜ人って(勿論自分も含めてだけれど)
人を好きになると好きな気持ちを伝えたくなるんだろうか?
そんなことは”相手にも同じ気持ちをもってもらいたいからじゃん”と
軽くかえされそうだけど、自分自身は相手に同じ気持ちになって欲しくて
気持ちを伝えたことってない。
じゃー、なんでなんだろうか?
”仲良くなる”とか”親しくなる”って経験であれば、多分よほど
ストイックに我道を行くべし、って生き方をしなければ、
日常生活の中でそれなりに味わう機会も経験もあるような気がする。
なぜならunHappyなこともHappyなことも人と何も共有しないで
生きることの方が難しいから。
だからなんとなく好きになったり、この人いいなぁと思うことはある。
でもこれは恋愛ではなく、人間愛に近い。
でも、というか、だからというか、ココロのソコで
”この人のこと好きなんだ”と思える人との出会いは、
実はそんなにはないことだと思う。
だからそんな奇跡的みたいな出来事が、
自分にめぐってきたことの証として、
その想いをちゃんと伝えたい、ということなのかもしれない。
でも反面、敢えて言葉にしない、言葉にできない気持ちを
持つというのも、その深さとか、強さについて少しだけ
分かるようになった。
向田邦子的ワールドというか、
言葉にしなかったり、言葉にできないモノを大切にすることの方が、
簡単に言葉にするよりも、その気持ちや存在を大切にしているように
感じることがたまにある。
(実はそんなもの錯覚かもしれなくても、)やはりある。
「伝える」とか「伝えない」とか。
最終的にはココロのソコの部分でちゃんとその存在をギュっと
ハグしていられれば、いーや、という気がする。
「伝えても」「伝えなくても」、
そんな風にギュっとココロの中でずっとハグしたくなる人をみつけたら、
離さないでずっとギュっとしておけばいいんだと思う。
別にバレンタインデーなんかじゃなくても。

投稿者nF4 : February 14, 2007 1:44 AM
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